- 虫に刺されてかゆいけどこれってダニ?
- 人を刺すツメダニってどんなダニなんだろう?
- ツメダニの駆除や対処方法を知りたい
そんな悩みはありませんか?
家の中でダニに刺された場合「ツメダニ」による被害が大半です。
虫刺され痕だけではどの虫か特定するのは難しいことですが、被害の特徴などでツメダニかどうかの判断しやすくなります。
本記事では、ツメダニの特徴や被害の見分け方と併せてツメダニ対策の方法について解説します。
- ツメダニの特徴
- ツメダニ被害の見分け方
- ツメダニの対策方法
結論から言うと、ツメダニを退治するには高温を出せるコインランドリーやクリーニングが効果的。
コインランドリーで使えないものやツメダニ予防には、【ダニ捕りロボ】をおすすめしています。
ツメダニによる不安を解消したい人や虫刺されに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
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ツメダニの特徴
ツメダニの特徴 | 引用元:danitori.com |
主な被害 | 刺されることによるかゆみ被害 |
大きさ | 0.3~0.8mm |
エサ | 小型のダニ・虫 (チリダニ・コナダニ・チャタテムシなど) |
生息場所 | 布団・カーペット・畳 など |
室内で最も多く発見されるのは「チリダニ」と言う種類のダニですが、チリダニは人を刺しません。
室内でダニ刺され被害にあった場合は「ツメダニ」か「イエダニ」の可能性が高く、ほとんどがツメダニによる被害になります。
まずは、「ツメダニ」の特徴について解説します。
イエダニについては知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
ツメダニの大きさ
ツメダニの大きさは0.3〜0.8mmほどの小さな生き物なので、目で見て確認することが難しいと言えます。
ツメダニがいるか確認したいなら、「ダニ目視キット」を試してみるのがおすすめ。
ダニの好きなニオイで引き寄せ付属のルーペで拡大して観察できるので、気になる場所のダニ汚染状況を調べることもできますよ。
ツメダニの被害
室内でダニに刺された場合「ツメダニ」か「イエダニ」が原因の可能性が高く、ネズミがいないならほぼツメダニによる被害を疑います。
本来はチリダニのような小型のダニや虫の体液をエサにしていますが、間違えて人を刺してしまう時があります。
積極的に人を刺すわけではないのですが、刺されると激しいかゆみが1週間ほど続きます。
かゆみに耐えきれず掻き崩してしまうと、痕が残る場合や感染症の原因にもなるので注意しましょう。
ツメダニ被害にあった場合、チリダニなど他のダニの対策もする必要があります。
ツメダニの生息場所と繁殖時期
ツメダニは、チリダニなどを捕食するため繁殖時期や生息場所は他のダニと共通しています。
そのため、高温多湿になる『梅雨〜夏場』にかけて繁殖しやすく被害が増加する傾向になります。
また、布団・カーペット・畳などチリダニが生息しやすい場所ではツメダニも発生しやすくなるので注意しましょう。
ツメダニ被害の見分け方
前提として、虫刺され痕だけで判断するのは素人では難しいことなので、基本的には皮膚科受診をおすすめします。
とはいえ、虫刺されの特徴からある程度の予測はできます。
- 6月〜9月に被害が追い
- 夜間に数箇所刺されることが多い
- 刺されてすぐには気づかない
- かゆみが長期間続く
ここでは、ツメダニと他の虫刺されの特徴の違いや対処法を解説します。
ツメダニに刺された時の特徴と見分け方
ツメダニ | イエダニ | 蚊(カ) | ノミ | 南京虫 | |
---|---|---|---|---|---|
被害箇所 | 露出箇所 | 服の中 皮膚の柔らかい 血管付近 | 露出箇所 | 膝から下 | 露出箇所 |
回数 | 複数箇所 | 複数箇所 | まとめて刺すこと は少ない | 複数箇所 | 広範囲 |
かゆみの持続 | 7日ほど | 7~10日ほど | 半日ほど | 最長1ヶ月 | 1~2週間 |
時間帯 | 夜間 | 夜間 | 日中~夜間 | 日中〜夜間 | 夜間 |
時期 | 6~9月 | 6~9月 | 5月〜11月 | 7~9月 | 1年中:特に夏 |
ツメダニは偶発的に人を刺すので、布団や畳などに素肌が接している露出箇所を刺されることが多いようです。
かゆみはアレルギー反応の1つ、個人差はありますが刺された直後ではなく数時間〜数日経ってから症状がでます。
蚊などは短い時間でかゆみは消えますが、ツメダニの場合は強烈かゆみが1週間ほどと比較的長い期間続きます。
虫刺され痕だけで原因を特定するのは難しいので不安な場合は医療機関を受診してください!
ツメダニに刺された時の対処
- 刺された箇所を清潔にする
- 患部を冷やす
- 薬を塗る
- 医療機関を受診する
ツメダニに刺されたら、流水で洗い清潔にしてバイ菌が入らないようにしてください。
また、刺された場所を冷やすことでかゆみや腫れが軽減できるます。
ダニ刺されに限らず、かゆみがひどい場合や痛みがある時は皮膚科を受診して適切な処置をしてもらうのが理想です。
とはいえ、休日で受診できない場合もあるので市販のかゆみ止めについても知っておくと安心できます。
虫さされの治療は、軽症であれば市販のかゆみ止め外用薬でもよいですが、赤みやかゆみが強い場合はステロイド外用薬が必要です。症状が強い場合は抗ヒスタミン薬やステロイドの内服薬が必要になるので、皮膚科専門医を受診するのがよいでしょう。
引用元:公益社団法人 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A 虫刺され
かゆみが強い・腫れている場合は、ステロイドを含む塗り薬がいいでしょう。
入浴や飲酒・激しい運動は血流がよくなりかゆみが増す可能性があるので注意しましょう!
ツメダニの駆除方法
ツメダニ被害を疑った場合、早めにツメダニ駆除をしましょう。
家の中で、特にツメダニが発生しやすいのは以下のような場所。
- 布団などの寝具
- 畳
- カーペット
場所にあったツメダニ駆除の方法を紹介します
布団などの寝具
布団などの寝具のツメダニ駆除は、以下の方法がおすすめ
- コインランドリー
- 布団乾燥機
- クリーニング
- ダニ取りシート
コインランドリーや布団乾燥機のダニモードを使えば、高熱を出せるので布団に潜むダニを退治可能。
高温対応していない素材なら、クリーニングで対応できる場合もあるので利用してみるのも一つの方法です。
また、即効性はありませんがダニ取りシートを設置しておくことである程度の効果が期待できます。
ツメダニが対象でない商品もあるので、ダニ取りシートの選びには注意してください。
畳
畳は湿気を含みやすくダニが繁殖しやすい場所、ツメダニも発生しやすくなります。
畳のダニ対策は以下の方法を試してみてください。
- 畳用の殺虫剤
- スチームクリーナー
畳用の殺虫剤を使用することで楽にダニ対策することができますが、噴射する感覚が短いと効果が薄い場合があるので注意。
薬剤を使用したあとは、畳の目にそってゆっくり掃除機をかけアレルゲンを除去しましょう。
薬剤を使いたくない人は、スチームクリーナーを使う方法もあります。
スチームの高温を当てることでダニを退治できますが、水分を拭き取る作業や熱で畳を傷めるリスクがあるので注意しましょう。
カーペット・絨毯
カーペットや絨毯も湿気が溜まりやすく食べこぼしなどもあるので、ダニにとって繁殖しやすい環境になります。
布団同様、高温処理ができるなら乾燥機を使うことが有効です。
高温を当てられない素材なら、ダニ取りシートを使う方法を試してみましょう。
ツメダニ予防
ツメダニ予防にはエサとなる他のダニの繁殖を抑えることが効果的で、ダニが住みづらい環境を日常的に作っていくことが大切です。
また、予防に役立つダニ対策グッズを利用するのも手です。
- 温度・湿度の管理
- 掃除でホコリやゴミをなくす
- ダニ取りシートを使う
温度・湿度の管理
ダニが好む環境は、温度25〜30℃・湿度60〜80%の高温多湿の環境です。
室温に関しては対策が難しいので、湿度をコントロールする工夫をしていきましょう。
- 窓を開けて換気
- 除湿機やエアコンのドライ機能を利用する
- 除湿剤を使う など
手軽にできるのは、窓や扉を開けて空気の入れ替えを行うこと。
温度・湿度が高くなる梅雨〜夏の時期はもちろん、冬でも換気を行い空気を入れ替えることでダニ予防に効果的です。
押し入れやタンスも扉を開けて空気の入れ替えを行いましょう。
掃除でホコリやゴミをなくす
ダニのエサとなるホコリやゴミをなくすことは、ダニ予防にとても重要。
こまめに掃除を行い部屋を清潔にしておくことで、ダニの繁殖を抑えられツメダニ予防にもつながります。
掃除機がけは、1㎡(畳約1帖)に対して1分を目安にゆっくりかけるのがポイントです。
生きているダニは掃除機だけでは退治できないのでダニ退治も定期的に行いましょう!
ダニ取りシートを使う
ダニ取りシートは、置いておくだけでダニを引き寄せ捕獲する便利なダニ対策アイテム。
置くだけ使えるので、場所を選ばず手間がかからないのも魅力の一つ。
即効性がないことやダニが目に見えないので効果を実感しづらいデメリットはありますが、布団の奥のダニも引き寄せ捕獲するのでダニの繁殖を抑えるには効果的です。
効果も数ヶ月と長いので毎日掃除をする時間がない人、忙しくてダニ対策を継続できないなんていう人にもおすすめです。
まとめ
- 室内でかゆみを与えるダニは『ツメダニ』か『イエダニ』
- ツメダニはチリダニが繁殖すると発生
- 駆除には『高温』『乾燥』『薬剤』が有効
- ツメダニ予防にはダニの繁殖を抑えることが重要
ツメダニに刺されると、激しいかゆみ被害が起こる不快なダニです。
退治には「高温」「乾燥」「薬剤」が有効なので、高温乾燥やダニ退治スプレーなどダニ退治に利用して対処していきましょう。
また、ツメダニはチリダニなどの小型のダニを捕食するため発生します。
ツメダニ被害にあったら高い確率でチリダニがいるのでチリダニ対策もしっかり行いましょう。