「またダニに刺された、私ばっかり刺されるのはなんで?」
「かゆいけどこれってダニの仕業なの?」
「ダニに刺されたらどうしたらいいの?」
そんな悩みに答えます。
家族で同じように過ごしているのに、特定の人だけ虫に刺されることってありませんか?
「他の人もいるのにどうして自分だけ…」そう思った人へ。
実は、ダニに刺されやす人には特徴があります。
そこで今回は、ダニに刺されやすい人の特徴についてまとめました。
よく刺されると感じる人は、ひょっとしたらこの特徴に当てはまるかもしれせん。
この記事を読めば、ダニから身を守る方法もわかりますよ。
特に子供はダニに狙われやすいので、最後まで読んでしっかり対策していきましょう。
ダニに刺されやすい人の特徴
ダニに刺されやす人の特徴は以下の通り
- 肌の柔らかい人
- 汗っかき・体温の高い人
- お酒を飲む人
- ペットを飼っている・野外によく行く人
もう少し深掘りしていきましょう。
肌の柔らかい人
肌の柔らかい人は、ダニ被害にあいやすい傾向にあります。
なぜなら、ダニの顎は弱いため皮膚が硬いと刺しにくいからです。
肌の柔らかい女性や子供・赤ちゃんは、男性に比べてダニ被害にあう確率が高くなるので注意。
また、露出している場所よりお腹・太ももの内側・二の腕のような服で隠れた肌の柔らかい場所に被害が出ます。
汗っかき・体温の高い人
体温が高く、よく汗をかく人もダニに刺されやすくなります。
ダニは高温多湿の環境を好むためです。
体温が高いということは周りの温度が高く、汗をかくと多湿の状態になるということ。
そのため、体温の高い子供や妊婦さんはダニに狙われやすい体質になるので注意してください。
こまめに汗を拭き取ったり、着替えをしたりして体温調整するようにしましょう。
お酒を飲む人
ダニは二酸化炭素を感知して近づいてきます。
お酒を飲むと体温が上がり、二酸化炭素が排出されます。
つまり、飲酒の後はダニを寄せ付けやすい体質になるということです。
アルコールだけでなく、激しい運動をした後など体温が上がり呼吸数が増える場合は注意しましょう。
ペットを飼っている・野外によく行く人
ペットを飼っている人や野外に行く人は、マダニの被害に気をつけましょう。
マダニは草むらなどに生息して、散歩や野外作業の時にくっついてきます。
ペットや服についたマダニに気づかず、吸血被害が起こりかねません。
ペットを飼っている場合は、こまめに掃除を。
野外に行ったたら、マダニがついていないか確認してから家に入るようにしましょう。
ダニ刺され症状にも個人差がある
ダニ刺されのかゆみや腫れには個人差があります。
それは、これらの症状がアレルギーの1つであるためです。
注入された毒液の種類や量、アレルギー反応の有無、年齢や体質によって、症状の程度には個人差があります。
引用元:ヒフノコトサイト
ダニに刺されてから症状が出る時間にも違いがあります。
一緒にいる人もダニに刺されているが、単に症状が軽いだけかもしれません。
逆にアレルギー体質の人は症状が強く出て、ダニに刺されやすい体質と感じているかもしれませんね。
ダニ刺されの見分け方
家の中で刺されたからといって、全てがダニの仕業ではありません。
ダニ以外にも人を刺しかゆみを与える虫はいます。
ツメダニ | イエダニ | 蚊 | ノミ | 南京虫 | |
被害箇所 | 服の中 お腹や内腿など | 服の中 お腹や内腿の血管付近 | 露出箇所 | 膝から下 | 露出箇所 |
回数 | 複数箇所を広範囲 | 複数箇所 | まとめて刺すことは少ない | 複数箇所 | 広範囲に被害 |
かゆみ | 7日ほど | 7~10日ほど | 半日ほど | 最長1ヶ月 | 1~2週間 (2回目以降) |
時間帯 | 夜間 | 夜間 | 日中〜夜間 | 日中〜夜間 | 夜間 |
主な特徴は表の通り
刺されやすい場所や回数に違いがあるので、ダニか違う虫かを見分ける判断材料になります。
とはいえ、虫刺され症状だけで原因を特定するのは難しいので、症状が強かったり治らなかったりする時は皮膚科を受診しましょう。
▶︎ ダニ刺されの見分け方はこちら
ダニ刺されの対処法
ダニに刺されると激しいかゆみが現れます。
かゆいからといってかきむしると、傷から細菌が入ったり治りが遅くなったりすることもあるので注意。
基本的な虫刺されの対処は以下
- 患部を冷やす
- 患部を清潔にする
- 薬を塗る
刺された場所は、流水で洗いよく冷やしましょう。
冷やすことでかゆみや炎症を抑えらる効果が期待できます。
また、刺された場所やかいた時にできた傷から細菌が入る可能性も。
「とびひ」などの感染症を引き起こすことがあるので消毒して清潔にしてください。
かゆみ止めを塗っておきます。
市販のかゆみ止めを使う時は、お店の薬剤師さんとよく相談して決めてください。
かゆみが強い、改善が見られないなら皮膚科を受診して適切な処置をしてもらいましょう。
ダニに刺されないために
不快なダニ刺され、被害になんてあいたくないですね。
ダニに刺されないようにするには、原因であるダニの駆除が必要になります。
ダニを駆除した後は、再度被害にあわないように予防することも大切です。
ここでは、ダニに刺されないためにダニ退治・予防方法について解説します。
ダニ退治方法
かゆみの原因がダニなら、【ツメダニ】か【イエダニ】のどちらかです。
ダニの種類 | 生息場所 | 特徴 |
---|---|---|
ツメダニ | 布団・畳・カーペット など | 0.4~0.8mmほどの大きさ 人を刺してかゆみ被害 小型のダニや虫の体液を吸う |
イエダニ | ネズミなどに寄生・寄生元の巣 | 0.5~0.7mmほど(吸血後は1.0mm程度)の大きさ ネズミや野鳥に寄生し吸血 吸血されるとかゆみ被害 本来は野外に生息 |
ツメダニ退治には、『熱』と『薬剤』を使いましょう。
熱によるダニ退治なら、布団乾燥機かコインランドリーを利用するのが効果的。
薬剤ならダニ駆除用の殺虫剤を使用します。
イエダニは、ネズミなどに寄生して本来は屋外に生息しています。
ネズミと一緒に家に侵入し、人の環境に入り込んで吸血することがあります。
イエダニ退治は、寄生先の駆除が最優先。
ネズミやネズミの巣があるとイエダニ被害はなくなりません、先に駆除しましょう。
ダニ予防方法
ダニに刺されないようにするなら、刺すダニを退治します。
その後は再繁殖しないように、しっかり予防していましょう。
- 換気をする
- 掃除をする
- ダニ取りシートを使う
ダニは高温多湿の環境を好むため、湿度調整はダニ予防になります。
窓を開けて換気、無理ならエアコンや除湿機を活用してください。
また、こまめなに部屋の掃除をしておくことも重要です。
なぜなら、ツメダニのエサになるチリダニの繁殖を抑えられるため。
チリダニが繁殖すれば、ツメダニ発生のリスクになるので注意してください。
とは言え、「毎日掃除している時間なんてない。」という人もいますね。
そんな人はダニ取りシートがおすすめです。
ダニ取りシートなら手間がかからず、「チリダニ」「ツメダニ」両方に効果あり。
ただ、イエダニには効果がないので覚えておきましょう。
ダニを寄せ付けない対策
ダニ刺されを予防できる薬ってないのか気になりますね。
刺されないためには、ダニを寄せ付けなければいいんです。
UEKI ダニクリン
UEKIのダニクリンは、日本アトピー協会推薦品の信頼できるスプレー。
ダニが嫌う成分で、スプレーした場所に近づくことができません。
効果持続期間は1ヶ月、2~3回ぐらい洗濯しても効果は持続します。
シートタイプなら6ヶ月効果が持続します。
アリエール ダニよけプラス
アリエールの洗浄力や消臭力はそのまま、ダニよけ効果がプラスされた優れもの。
ダニよけ効果は専門家が推奨しているので信頼性があります。
やることはいつもの洗濯と同じ、洗剤を変えるだけで効果が得られるのでおすすめです。
アース サラテクトミスト
マダニ・イエダニをはじめ蚊・ブユ・ノミ・ヤマビル・トコジラミ・サシバエ・アブなど様々な害虫の忌避効果があります。
効果持続時間も長く、朝使って夜まで効果をキープするとのこと。
皮膚アレルギーテストを済ませ安全面も考慮されています。
乳幼児には使用回数の制限があるので注意。
6ヶ月未満の乳児には使用できません。
まとめ
今回はダニに刺されやすい人の特徴について説明しました。
肌の柔らかさや体質、生活スタイルによってダニに狙われやすい人は確かにいます。
特に肌が柔らかく、体温の高い赤ちゃんや子供は刺されやすいので要注意です。
ダニに刺されたら原因のダニを駆除しましょう。
その後は、換気や掃除で繁殖させない環境をつくり予防することが大切です。
ダニに刺されなくするためにも日頃の対策は重要なので、しっかり実践していきましょう。