- こたつにもダニって繁殖するの?
- こたつのダニ対策の方法が知りたい
- シーズンが終わった後の保管方法は?
冬に活躍するこたつは、手頃な値段で入手できるので人気の暖房器具です。
しかし、こたつはダニの繁殖条件が揃いやすく、ダニ刺されやダニアレルギーのなどの健康被害を及ぼす可能性があります。
本記事では、こたつのダニ対策の方法を自宅で簡単にできるものから徹底的に退治する方法などを解説します。
- こたつでダニが繁殖する原因
- こたつのダニ駆除方法
- こたつのダニ対策
- こたつ布団の保管方法
こたつで寝ていたらダニに刺された・こたつ布団のダニ対策の方法が知りたいという人はぜひ参考にしてください。
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こたつにダニが繁殖する原因
気温が下がり乾燥する冬は、本来ダニが生息しにくい環境です。
しかし、以下の理由からこたつの中はダニにとってとても住みやすい環境になります。
- 暖房器具なので暖かい
- 汗などで湿気がたまる
- 長く居座るのでダニのエサがたまる
ダニは高温多湿・エサのある場所を好み繁殖しやすくなります。
こたつの中は、暖かいことはもちろん汗などで湿気も溜まりやすい環境です。
また、掃除もしづらいので、フケ・アカといったダニのエサが豊富にあるためダニが住みやすい環境になります。
こたつで寝てしまったり、お菓子やご飯を食べたりするのでダニにとって好条件になりやすいです。
ダニは、繁殖条件が整うと爆発的に繁殖し数を増やすので注意しましょう。
こたつに潜むダニを退治する方法
こたつのダニを駆除するのに有効なのは、「高温」「乾燥」「薬剤」です。
なので、こたつのダニ退治に有効な方法をいくつか紹介します。
- 乾燥機をかける
- 布団乾燥機
- クリーニング
- スチームクリーナー
- ダニ駆除スプレー
乾燥機をかける
こたつのダニを退治するのに、高温で乾燥するのがおすすめです。
ダニは、50℃以上の高温を数十分・60℃以上なら一瞬で死滅します。
自宅で乾燥するのが難しい場合は、コインランドリーを利用するのが手っ取り早い方法。
コインランドリーの乾燥機は80℃ちかい高温で乾かすので、ダニを退治することができます。
こたつ布団の素材によっては高温をかけられない場合もあるので事前に確認しましょう。
布団乾燥機
ダニモードを搭載した布団乾燥機なら、60℃以上の温風がでるのでダニを駆除することができます。
電気代はかかりますが、自宅でできるので持ち込む手間などがありません。
高温に不向きな素材には使えないので取扱説明書などで事前に確認しましょう。
ダニ退治はこたつ布団全体を温める必要があるので、全体を覆える「マット式」がおすすめ。
布団乾燥機の湿気をとばす役割としても使えるので、1台あると便利な家電です。
クリーニング
自分で行うのは面倒・確実にダニ退治をしたいという人は、クリーニングを利用する方法もあります。
クリーニングを利用すれば、ダニ駆除だけでなく家庭用洗濯機では落とせない汚れなども綺麗になるのでおすすめです。
持ち込むのが手間という人は、「宅配クリーニング」を利用すれば自宅まで集荷に来てくれるので便利です。
リナビスなら、最長12ヶ月の保管サービスがあるので収納場所で悩んでいる人にもおすすめです。
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スチームアイロン
スチームアイロンは100℃を超える蒸気がでるので、ダニを駆除することができます。
とはいえ、分厚いこたつ布団の奥までスチームが届かない可能性があり、内部に潜むダニには効果が限定される場合があります。
また、使用後はしっかり乾かさないと逆にダニが繁殖したりカビが生えたりするので注意してください。
かなりの高温のため素材を傷める原因になるので、当て布などをして使うようにしましょう。
ダニ駆除スプレー
手っ取り早くダニを退治したいなら、ダニ駆除スプレーを使う方法もあります。
殺虫成分が含まれているので、スプレーをしておけばダニを退治することができます。
肌テストを受けている物が多く安全面も基本的に心配ありません。
とはいえ、直接肌に触れるこたつ布団に使用するのに抵抗がある人は、高温乾燥で対策する方がいいでしょう。
スプレーの中には、駆除だけでなく防ダニ効果でダニを寄せ付けなくする物もあるので自分にあった商品を選びましょう。
駆除した後は洗濯と掃除機をかける
ダニを退治した後は、洗濯や掃除機がけをすることが大切です。
なぜなら、ダニの死骸やフンはアレルゲンとなりダニアレルギーの原因になるため。
洗濯や掃除では、生きているダニの駆除は難しいがアレルゲンの除去には有効は方法。
掃除機がけをする時は、ゆっくりと丁寧にかけるのがポイントです。
1㎡あたり30秒以上を目安に掃除機をかけましょう!
こたつのダニを予防する方法
こたつのダニ退治をしても、再び繁殖しては意味がありません。
再繁殖を以下のような予防対策をしっかり行いましょう。
- 掃除や換気
- ダニ取りシート
- 防ダニこたつ布団
掃除や換気
こたつには長く居座ることが多いので、ゴミが溜まりやすい場所になります。
軽い掃除機がけやコロコロなどでゴミを減らすことで、ダニ予防につながります。
ガッツリ掃除するのは手間なので軽めの掃除を定期的に行いましょう!
また、こたつの中は湿気が溜まりやすいので、換気することが重要です。
冬は乾燥しているので、窓を開けて換気を行い、こたつ布団をあげて内部まで送風しましょう。
扇風機などで風を送れば、短時間でこたつの湿気を飛ばすことができます。
ダニ取りシート
ダニ取りシートは、ダニの好きな匂いでおびき寄せ捕獲するダニ対策アイテム。
置いておけば使えるので手間がなく、効果も2〜3ヶ月と長いので簡単に使うことができます。
即効性がないのでダニ退治の方法と併用して使うことで、ダニ対策の効果があがります。
商品によっては人を刺す『ツメダニ』が捕獲対象外の場合があるので、自分にあったものを選びましょう。
防ダニ布団
こたつ布団自体を、防ダニ仕様にしてしまうのも予防策としては有効です。
防ダニ布団は大きく2種類あります。
- 高密度タイプ
- 薬剤加工タイプ
高密度タイプは、布団内部にダニが侵入できない構造になっていてダニアレルギーの予防にも有効です。
薬剤加工タイプは、薬の力でダニを寄せ付けない効果があります。
手入れのたびに効果が落ちる可能性や薬剤なので安全面などの考慮が必要です。
アレルギー体質の人は高密度タイプがおすすめです。
費用はかかりますが、毎年の手入れが面倒という人は防ダニ布団への変更を考えてもいいと思います。
こたつを出す時・収納時のポイント
基本的にこたつを使うのは、気温が下がる冬のシーズンだと思います。
使用中はもちろんですが、こたつを「出す時」「収納時」のダニ対策も重要です。
こたつを出す時のダニ対策
こたつを出す時は、ダニが繁殖のピークを迎える梅雨〜夏の時期を終えています。
収納方法によっては、内部でダニが発生して繁殖している可能性があるので注意。
こたつをしまってから天日干しなどの手入れをしていないなら、1度ダニを退治してから使うと安心です。
こたつ布団のダニ退治方法はこちら
こたつの収納時のダニ対策
シーズンを終えたこたつ布団は、汗や食べこぼしの汚れなど意外と汚れているので、手入れをしてからしまうことが大切です。
丸洗いやクリーニングを利用して、汚れを落とし内部までしっかり乾燥させてから収納しましょう。
除湿剤や防虫剤と一緒に通気性のよい不織布のケースに入れてしまいます。
収納後もときどき天日干しや収納場所を解放して乾燥させることで、ダニやカビ・臭いを防ぐことができます。
まとめ
本来気温が下がり乾燥する冬は、ダニにとって繁殖しづらい季節になります。
しかし、空調のきいた室内やこたつの中は季節に関係なくダニが繁殖しやすい環境です。
高温乾燥を行い、こたつ布団のダニ退治し掃除機などでアレルゲンを除去しましょう。
また、再繁殖しないように掃除や換気を行いダニが住みづらい環境を整えることも大切です。