コインランドリーはダニ対策に効果的! 利用前に確認しておく3つの注意点と使い方

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「コインランドリーってダニ対策に効果的なの?」
「コインランドリーでダニ退治する方法は?」
「コインランドリーが利用できない布団のダニ対策はどうするの?」

そんな悩みはありませんか?

布団などの寝具は家庭用洗濯機では丸洗いできないので、コインランドリーを利用する人は多いと思います。

実は、コインランドリーは布団を洗える他にも布団に潜むダニを退治するのに非常に効果的なんです。

今回は、コインランドリーがダニ対策に効果的な理由について使用前の注意点や利用できない布団のダニ対策と併せて解説していきます。

この記事の内容
  • コインランドリーがダニ対策に効果的な理由
  • コインランドリー利用時のの注意点
  • コインランドリーで洗えない布団のダニ対策

布団は、寝汗と体温で高温多湿になりやすくダニが繁殖する条件が揃います。
とはいえ、天日干しだけではダニを退治するには不十分。

コインランドリーを利用してダニ退治したい、利用前の注意点を知りたいと言う人はぜひ参考にしてください。

目次

コインランドリーがダニ対策に効果的な理由

  • 高温乾燥でダニ退治できる
  • 丸洗いでアレルゲンを除去できる

コインランドリーがダニ対策に効果的な理由は以下の通り

それぞれ解説していきます。

高温乾燥でダニ退治できる

動画の検証結果からも、コインランドリーの乾燥処理を利用すれば布団のダニを退治できることが証明されていますね。

  羽毛掛け布団のダニ死滅率    ポリエステル敷布団のダニ死滅率  
  洗濯・乾燥処理  100%89.6%
乾燥処理100%100%

一般的にダニを退治するためには50度以上の高温を数十分以上、60℃以上なら数分で退治できるとされています。

コインランドリーによって扱っている乾燥機に違いはあっても、高温設定の乾燥なら80℃以上の高温を出すことが可能です。

ちなみに、水や洗剤ではダニを退治することはできません。
水流にも耐えるので、日常的な洗濯ではダニ退治は難しいと言えます。

とはいえ、家庭用洗濯機でも乾燥機能があるならダニ退治効果に期待はできます。
詳しくは以下の記事で解説しているので参考にしてください。

>>洗濯機でダニ退治はできる?洗濯によるダニ対策の効果とダニ退治の方法を紹介

丸洗いでアレルゲンを除去できる

ダニ退治するには熱が有効なのなわかったと思いますが、退治しただけではダニ被害はおさまりません。

なぜなら、ダニの死骸やフンはそのまま残りこの死骸・フンこそがダニアレルギーの原因になるからです。

ダニアレルギーの原因は生きているダニそのものではなく、ダニの死骸や糞です。 夏にダニが大繁殖したあと、空気が乾燥した時期になると、ダニアレルゲンであるダニの死骸や糞は乾燥して粉々になります。 0.01㎜程度の非常に小さくなったダニアレルゲンは、風やちょっとした衝撃で容易に浮き上がり空気中に浮遊します。そしてとても小さな物質のため呼吸によって体内に入り込み、アレルギー症状を引き起こすのです。

引用j元:一般財団法人 京浜保健衛生協会

「鼻炎」「喘息」「アトピー性皮膚炎」など、アレルギー症状に悩んでいるなら特に注意するべき。
退治だけでなくしっかりアレルゲンの除去も行いましょう。

ダニアレルゲンは水溶性なので、洗濯すれば除去することができます。

とはいえ、家庭用洗濯機では布団の丸洗いは難しいのが現実です。
そんな時は、コインランドリーの大型洗濯機を利用しましょう。

先の実験動画によるアレルゲン除去率は以下の通り

  • 羽毛掛け布団    : 81.7%
  • ポリエステル敷布団 : 88.8%

コインランドリーの洗濯機を使用すれば、8割以上のアレルゲンを除去可能。

人は寝ている時に、コップ一杯分の汗をかくと言われています。
思っている以上に布団は汚れているんです。

アレルゲンと一緒に、汚れも落として清潔にしておくと気持ち良く眠ることができますね。

コインランドリー利用前の3つ注意点

コインランドリーの洗濯乾燥機能を利用すれば、ダニ退治とアレルゲンの除去が可能です。

しかし、すべての布団を洗濯できるわけではありません。

利用する前に以下の3つを確認しておきましょう。

コインランドリ利用前の3つの注意点
  1. 洗濯できな素材がある
  2. 乾燥できない素材がある
  3. 容量によって洗濯できない可能性がある

洗濯・乾燥できるかどうかの確認は洗濯表示で判断することができます。
容量に関しては、洗濯で10~20kg・乾燥で10~25kgが主流です。

それぞれ解説します。

洗濯できない素材がある

コインランドリーで洗濯する前に、品質管理タブに上記のようなマークがあるか確認しましょう。

手洗いや洗濯禁止マークがあった場合はコインランドリーでは洗えないので別の方法を考えましょう。

また、コインランドリーの洗濯機には温度設定がある場合があります。
お湯で42℃ほどなので、液温もしっかり確認してください。

対応していない布団を洗ってしまうと、寝心地に影響します。
そればかかりか、最悪使えなくなる場合もあるので注意しましょう。

>>洗えない布団のダニ対策はこちらから

品質管理タブがなかった場合のために、素材別の表も載せておきます。
あくまで目安なので、心配な場合はメーカーに問い合わせたほうが無難です。

和布団 ×中の綿が固まる・偏る可能性あり
羊毛布団 × 水や摩擦に弱いので傷みや縮む可能性あり
羽毛
  ポリエステル  
綿 ×中の綿が固まる・偏る可能性あり
キルティング加工されてないもの ×中の綿が固まる・偏る可能性あり
側生地が破れている物 ×生地が破れて中身が出てくる可能性あり

キルティング加工とは、表裏の布の間に綿などを入れて縫いつけること。

バッテンの縫い目がついた布団は、キルティング加工の目印になります。

乾燥できない素材がある

温風を当てながら回転させて乾燥させる方式を『タンブラー乾燥』といい、コインランドリーの乾燥機はこの乾燥方式が多いです。

図のマークで『×』がついている場合は、タンブル乾燥禁止なので乾燥機は使えません。
ちなみに、タンブル乾燥とタンブラー乾燥は同意味で考えてOKです。

乾燥可能マーク内の『・』は排気温度の上限を表します。

  • 『・・』の場合は、排気温度上限 80℃
  • 『・』 の場合は、排気温度上限 60℃

になるので、乾燥時の温度設定に注意してくださいね。

容量によって洗濯できない可能性がある

コインランドリーの洗濯・乾燥を行う時は容量をしっかり守りましょう。

というのも、容量を超えた場合は十分に汚れを落とせなかったり乾燥できなかったりする可能性があるからです。

布団のような寝具を詰め込んで容量を超えてしまうと、十分効果を得られないだけでなく機器の故障にもつながります。

容量の目安は、洗濯物を入れた時に9割ほどの量になるのが一般的です。

 洗える目安  羽毛布団(シングル) 毛布(シングル) 夏布団(シングル )
8~10kg1枚11
13~15kg122
17~18kg233
22~27kg344

ちなみに、表示されている容量は乾いた状態の洗濯物の重さになります。

コインランドリーで洗濯する前に

コインランドリーをいざ使って見ようと思っても、
「何が必要なの?」「乾燥時間や料金はどれくらいなんだろう?」
そんな疑問があると思います。

使い方の手順を紹介する前にその辺を先に解説します。

必要なもの

コインランドリーを利用するなら以下の物を用意しておきましょう。

  • 洗濯する布団   : 事前に洗濯・乾燥できる素材が確認
  • 布団を縛る紐   : あらかじめ縛って持っていくのがおすすめ
  • 小銭       : 100円・500円玉を持っていく
  • ランドリーバック : 持ち運びに便利

洗濯する布団

洗濯しにいくので当然ですが、これから洗濯する布団は忘れずに持っていきます。

本記事の利用前の3つの注意点を確認して、洗濯・乾燥可能かあらかじめ調べておきましょう。

手洗いや洗濯・乾燥不可のもの、キルティング加工がされていない布団はコインランドリーの利用を控えましょう。

カバー・シーツは、外して洗濯しましょう。
内部まで洗剤液が浸透しやすくなります。

布団を縛る紐

布団を紐で縛るのは、中綿がかたよらないにするため。
掛け布団では必要のない作業ですが、敷布団では紐で固定してください。

最近では紐で縛らなくてもいいコインランドリーが多いですが、キルティング加工がされていないものや側生地が傷んでいる布団は紐で縛った方がいいでしょう。

紐で縛ることで型崩れを防げます。
キルティングされていても中綿がかたよることもあるので、心配な方は縛った方が無難です。

小銭

コインランドリーを利用する際は、100円玉・500円玉を持っていくようにしましょう。

クレジットカードや電子マネーに対応していない店舗がほとんど、両替機がない場所もあるので小銭を持って行った方が安心です。

事前にクレジットカードなどに対応している店舗か調べておくのもいいでしょう。

料金の目安は後述しますが、シングル布団の洗濯・乾燥で大体1200円程度。
2000円分くらいの小銭を用意しておきましょう。

ランドリーバック

ランドリーバックがあると布団に限らず洗濯物の持ち運びにとても便利です。

洗濯・乾燥できるバックを選べばそのまま洗濯機や乾燥機に入れて使えるので出し入れの手間が省けてとっても楽ちんです。

洗剤や柔軟剤は、自動投入されることが多いので持ち物に含めていません。
店舗によっては必要な場合もあるので、事前に調べておきましょう。

また、洗濯機のニオイが気になる人は重曹を持っていくのもおすすめ。
無料洗浄時に重曹を投入すればニオイ消しの効果があります。

料金・時間の目安

コインランドリーは布団の丸洗いや乾燥のできますが、いくらぐらいでどのくらい時間がかかるのか気になるところ。

相場の価格をまとめました。

使う機種や店舗によって料金は異なるので、コインランドリーのホームページであらかじめ料金を確認しておくことをおすすめします。

洗濯容量時間料金
  12kg    30分   500~700円
  17kg  30分 700~900円
  25kg  30分 1000〜1300円
洗濯時間目安
  乾燥容量 乾燥時間  料金  
  12kg    8~10分   100円 
  17kg  5〜8分 100円
乾燥時間目安

ダニ退治には、50℃以上の高温を20〜30分当てる必要があります。
布団を乾かす時間も考え、最低でも60分以上は乾燥させましょう。

表面は乾いていても、内部が湿っていると再びダニが繁殖するしニオイの原因にもなるのでしっかり確認してください。

サイズが大きい布団やは、さらに乾燥時間がかかります。
2時間程度見ておきましょう。

コインランドリーでダニはうつる?

コインランドリーは、不特定多数の方が利用をします。
「前に使っていた人のダニが、自分の洗濯物にうつるのでは?」と不安になる方もいるかもしれません。

こちらの記事でも解説していますが、洗濯のみではダニを退治することは難しく、乾燥機能のない洗濯機に関してはダニが存在している可能性は否定できません。

しかし、コインランドリーの洗濯機や乾燥機は、1日中稼働をしています。
1日1回は洗浄をしているので、ダニがうつる可能性はかなり低いと言えます。

それでも気になる場合は、最後に乾燥機をかけることをおすすめします。
ダニは熱に弱いので、乾燥をかけることで退治することができますよ。

コインランドリーの使い方

ではコインランドリーの使い方を説明します。

コインランドリーで布団を洗濯・乾燥させるには以下の3種類から選びます。

  1. 洗濯機
  2. 乾燥機
  3. 洗濯乾燥機

それぞれ解説します。

洗濯機の使い方

洗濯機の使い方手順
  1. 洗濯容量を確認  : 洗濯機に入るかどうか確認
  2. 洗濯機の中を確認 : 忘れ物や異物がないか目で見て確認
  3. 布団を入れる   : 事前に洗濯できるものか確認
  4. お金を投入

※ 型崩れしそうな布団は、洗濯機に入れる前に紐でしっかり縛りましょう。

これで洗濯することが可能、とても簡単ですね。

洗濯機の場合は、回数で金額が決まります。(1回500円みたいに)
コインランドリーや機械によって変わってくるので一概に言えませんが、500~1500円くらい。
時間は30分~1時間くらいを見ておきましょう。

洗剤は自動投入する機種がほとんでですが、自分でいれるタイプもあるのであらかじめ調べておくと安心です。

乾燥機の使い方

乾燥機の使い方手順
  1. 乾燥機の容量を確認:乾燥機に入るかどうか確認
  2. 乾燥機の中を確認 :忘れ物や異物がないか目で見て確認
  3. 布団を入れる   :事前に乾燥機にかけても平気か確認しておく
  4. お金を投入

※ 布団の乾きが完全に乾くまでしっかり乾燥させること(カビやニオイの原因になります)

この手順で乾燥させることができます。

乾燥機の場合は、100円で何分乾燥させる(60分乾燥させる600円みたい)と考えます。

こちらもコインランドリーや機種・布団のサイズや素材によって乾燥時間はことなるので一概には言えませんが大体60~80分ぐらい必要になると思います。

10分100円の乾燥機なら600~800円くらい必要になりますね。

湿りが残るとカビが発生したりニオイの原因になるので、乾ききっていない場合は追加で乾燥させ内部までしっかり乾燥させるようにしましょう。

洗濯乾燥機の使い方

洗濯乾燥機の使い方
  1. 洗濯乾燥機の容量を確認:洗濯乾燥機に入るか確認
  2. 洗濯乾燥機の中を確認 :忘れ物や異物がないか目で確認
  3. 洗濯コースを洗濯   :洗濯乾燥・洗濯のみ・乾燥のみから洗濯
  4. お金を投入

洗濯乾燥機の場合は、やれることが多いのでコース洗濯の手順が増えます。
洗濯乾燥コースは、洗濯⇨乾燥の工程を一緒にできるので入れ替える手間がなく便利です。

料金は、大体1500~2000円ぐらいが相場。
時間は洗濯60分・乾燥60分で約2時間ぐらいです。

洗濯・乾燥のみを使うなら洗濯機・乾燥機の使い方を参考にしてください。

コインランドリーを利用できない布団のダニ対策

前述した通り、布団の素材によってはコインランドリーで洗えないものがあります。
そういった場合「どうやってダニ対策したらいいの?」って思いますね。

コインランドリーを利用できない場合は以下の方法があります。

  • 宅配クリーニングを利用する
  • 自宅で洗う(手洗い推奨のもの)
  • ダニ取りシートを使う

宅配クリーニングを利用する

コインランドリーを利用できない場合は、宅配クリーニングを利用しましょう。
コインランドリーを使うのが不安な方や、面倒に思う方にもおすすめです。

というのも、クリーニングなら対応できる素材や洗えるか迷う素材でもプロが判断してくれるので余計な手間や不安がないからです。

宅配クリーニングなら、自宅まで集荷にきてくれるので時間がない人にも便利ですね。

失敗のリスクも少ないので、布団を徹底的にキレイにしたいなら宅配クリーニングの利用するのもいおすすめです。

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布団乾燥機を使う

布団乾燥機のダニ退治モードを使うことで、50℃以上の温風を出すことができます。

ダニ退治をするには布団全体を温める必要があるので、ノズル式よりマット式の布団乾燥機をおすすめします。

ダニを退治できても死骸はそのまま残るので、布団乾燥機を使った後は掃除機でしっかりアレルゲンを除去することを忘れずに行ってください。

おすすめの布団乾燥機に関しては、以下の記事で解説しています。
>> 【厳選】ダニ退治でおすすめな布団乾燥機4選!人気12台と比較した結果と選ぶポイント解説

ダニ取りシートを利用する

布団を洗う効果はありませんが、日頃のダニ対策という意味では非常に優秀なのがダニ取りシートです。

アレルギーの原因になる『チリダニ』や人を刺す『ツメダニ』の捕獲もでき、死骸やフンもシート内に収まるため捕獲と除去を同時にすることができます。

置くことができれば使えるので、場所や素材に関係なく使うことができるのも強みです。

元からあるアレルゲンは除去できないので、コインランドリーやクリーニングを使って布団をきれいにした後、日頃のダニ対策としておすすめのアイテムです。

ダニ取りシートに興味がある人は、以下の記事を参考にしてください。
>>【失敗しないために】おすすめのダニ取りシート9選!迷った時の選び方のポイントも解説

まとめ

今回はコインランドリーがダニ対策に効果的な理由と利用前の注意点に関して説明しました。

布団のような大きな寝具はなかなか自宅で洗うことができません。
しかし、毎日使う布団はかなりの汚れが蓄積していてダニの温床になっている可能性が高い場所。

ダニ被害に悩んでいる人はもちろん、布団の汚れを落としたいという人はコストも安めのコインランドリーはとても便利です。

コインランドリーの利用を検討しているなら洗濯できないものや乾燥できない素材もあるので、今回の記事の注意点をしっかり読んでおきましょう。

とは言え、布団の洗濯での失敗談はよく聞きます、不安な場合はクリーニングを利用する方が安心です。

失敗は自己責任になるので布団を洗い方はよく考えて行うようにしましょう。

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