「布団乾燥機ってどのくらいの頻度で使えばいいの?」
「布団乾燥機でダニ退治するにはどうすればいい?」
「布団乾燥機ってどんな効果があるの?」
そんな悩みはありませんか?
布団乾燥機は、湿気のこもった布団を天候に関係なく乾燥できるのでダニやカビの発生を防止でき快適な睡眠をサポートしてくれる便利な家電。
また、ダニモードを使用すれば高温を長時間出せるのでダニ退治にも効果的です。
とはいえ、セットの手間や電気代を考えると最適な頻度で行いたいと思いませんか?
本記事では、布団乾燥機でダニ対策する際の使用頻度と併せて、時期や目的別に目安となる頻度を解説します。
この記事を読めば、ダニ対策に布団乾燥機を使う時の最適頻度がわかるので効率よくダニ対策ができます。
布団乾燥機をどのくらいの頻度で使えばいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
ダニ退治に役立つおすすめの布団乾燥機は、以下の記事で紹介してるので気になる方はこちらの記事も参考にしてください。
布団乾燥機の使用頻度
布団乾燥機の使用頻度は、布団を干す頻度と同じようにすればOKです。
一般的に布団を干す頻度は週1回が理想とされており、布団乾燥機も基本的に週1回のペースで問題ありません。
布団を干す頻度は週に1回が理想です。とくに夏は寝汗をかいて布団が汚れやすいとされるため、週に1回は干すことをおすすめします。冬は寝汗をかく量が少なく汚れもつきにくいとされるため、干す頻度は2週に1回程度を目安にしましょう。
引用元:ジャパネットたかた
とはいえ、布団乾燥機を使う目的はさまざま。
目的によって、使う頻度や時間を変える必要があります。
ここでは、布団乾燥機を使う頻度について解説します。
ダニ退治で使用する場合
ダニを退治する目的で布団乾燥機を使うなら、1日2回を3日以上続けて行います。
理由としては以下の通り
- ダニは一度では退治できない
- ダニの卵は退治できない
- ダニが卵からかえるのが2〜3日
布団乾燥機では、全体の1/3ほどのダニしか退治ができないとされています。
また、ダニの卵は高温に強く60℃以上の熱を数時間当て続ける必要があります。
布団乾燥機でも機種によっては60℃以上だせる場合もありますが、布団全体となると50℃前後になってしまうのでダニを退治はできても卵までは難しいと言えます。
ダニの卵は、2〜3日でかえるのでそのタイミングで再度高温を当てましょう。
ダニの卵は2~3日で孵化し、約40日で成虫になり、2~3ヵ月生存します。
引用元:Panasonic
ダニ退治を目的とするなら、間をあけず熱を与えることが重要。
卵がかえるタイミングで、3日連続で布団乾燥機をかけましょう。
ダニ対策での使用頻度
ダニ対策で布団乾燥機を使用するなら、まずはダニの繁殖条件を抑えましょう。
- 温度:20〜30℃
- 湿度:60〜80%
- エサ(フケ・アカなど)がある
高温多湿になりやすい布団は、ダニが繁殖しやすい環境といえます。
布団乾燥機を使い、湿気を乾燥させることでダニが繁殖しづらい環境を作ることが可能です。
定期的に布団乾燥機を使うことでダニの繁殖予防につながります。
ダニ対策としての、布団乾燥機の使用頻度の目安は以下の通り
春先(3〜5月) 秋 (9〜11月) | 1回/週 |
繁殖期 (梅雨〜夏場) | 1〜2回/週 |
冬 (11月〜2月) | 1回/月 |
基本は、週に1回の頻度で乾燥させましょう。
湿度が高い時期は、週に1〜2回程度で念入りにダニ対策をしてください。
乾燥し気温も下がる冬は、ダニが発生しにくい季節ですが月に1回は布団乾燥機を使いましょう。
最近の住宅は気密性が高く、冬でもダニが繁殖しやすくなっています。
気になる場合は、週に1回程度で乾燥させておくといいですね。
布団の種類別の使用頻度
布団の種類によって、布団乾燥機の使用頻度と時間に違いがあります。
素材による目安は以下の通りです。
布団の素材 | 使用頻度の目安 | 使用時間の目安 |
---|---|---|
綿・ポリエステル | 1回/週 | 1時間程度 |
羽毛 | 1〜2回/月 | 30〜60分程度 (熱に弱いため温度に注意) |
羊毛 | 1〜2回/週 | 30〜60分程度 (熱に弱いため温度に注意) |
綿やポリエステル素材は、週1回を目安に1時間程度で使って問題ありません。
羽毛や羊毛布団は、熱に弱い特性があります。
高温をあてると、繊維が傷みやすく本来の性能を損なう可能性も。
熱に柔い素材を使う時には十分に注意し、温度設定ができるなら50℃程度の温度設定するのがいいでしょう。
こちらはあくまで目安になります、基本的には取扱説明書を参考にしてください。
梅雨や夏は使用頻度を上げる
布団乾燥機の使用頻度は、週1回程度で乾燥させるのが一般的。
ですが、湿度が高い梅雨時期はそれでは足りない可能性もあります。
気温が高くなる梅雨〜夏場は、寝汗の量も増えます。
そのままだと、容易にカビやダニが発生してまうので注意しましょう。
この時期は、週1〜2回を目安に布団乾燥機を使用します。
よく乾かすために、使用頻度を増やすことがおすすめです。
なんとなく布団が湿った感じがする時もあります。
湿気が気になる場合は、毎日使用してもいいですね。
布団乾燥機の効果
布団を干したり洗濯したりするのは、時間と労力がかかります。
毎日はなかなかできないし、おろそかになりがち。
とはいえ、そのまま放置するとダニやカビが発生したり、ニオイの原因になり眠りの妨げになる可能性も。
定期的に布団を乾かすことで、ダニやカビ・ニオイの発生を防ぎ快眠や衛生面に安心できるメリットがあります。
ここでは、布団乾燥機の効果について説明します。
天候に左右されずふかふかの寝心地
「天日干しをすると布団がふかふかで気持ちいい」そんな経験はあると思います。
布団に溜まっている湿気を乾燥させることで、寝心地が良くなりますね。
天日干しだと、雨の日や花粉の季節には外に干せない場合があります。
ベランダが狭くて、干すスペースがないとい人もかもしれません。
布団乾燥機を使えば、天候や時期に関係なく使えるのでいつでもふかふかの布団で眠ることができますよ。
乾燥機によっては、衣服や靴の乾燥も可能。
いろんな用途があって便利です。
ダニ対策に効果的
布団はダニの繁殖条件が揃いやすく、ダニの温床になりがちな場所です。
ダニは50℃以上の高温を当て続けることで死滅するので、高温を当て続ける布団乾燥機ならダニを退治が可能です。
また、定期的に使用することで布団の湿気を乾燥させダニが繁殖しづらい環境づくりもできます。
布団乾燥機は、ダニ対策に効果的なアイテムになります。
除菌・消臭効果も期待
寝汗や皮脂汚れで繁殖するのは、ダニだけではありません。
雑菌やカビなども、繁殖する原因になります。
雑菌やカビが発生するためには、水分が必要です。
布団乾燥機で定期的に乾燥させておけば、雑菌などの繁殖も抑えることが可能です。
布団乾燥機と天日干しの違い
「布団乾燥機なんて使わなくても天日干しだけで十分。」
そう思う人も少なくないと思います。
確かに、天日干しなら電気代もかからず経済的。
天候の条件さえ揃えば、干すだけでも気持ちの良い寝心地を得られます。
しかし、ダニ対策に焦点を当てるとやはり布団乾燥機がおすすめ。
なぜなら、天日干しではダニを退治することが難しいためです。
ダニ退治には、50℃以上の高温を全体に当て続ける必要があるが天日干しでは布団全体を高温にするのが難しい。
また、多湿の環境を作らないことも繁殖予防には重要。
天候や時期に関係なく使える布団乾燥機は、ダニ対策に最適の道具といえます。
布団乾燥機でダニ退治をする時のポイント
布団乾燥機でダニ退治をする時のポイントは以下の通り
- 布団を温めてからダニモード
- 布団全体を温める
- 使用後はアレルゲンを除去
- 部屋の温度を上げておく
- 部屋の湿度を下げておく
部屋や布団が冷たいと、布団乾燥機の温度が思うように上がらないケースがあります。
また、湿度が高いと布団が湿気を吸収してしまいます。
布団乾燥機を使う場合は、部屋の温度を上げ湿度を下げておくことで効果的なダニ対策ができます。
ダニは温度の低い方へ逃げるのでムラがないように布団全体を温めましょう。
ダニ退治できても死骸などは残るので、布団乾燥機を使った後はアレルゲンの除去を忘れず行ってください。
布団乾燥機の効果的な使い方は、以下の記事で解説しています。
布団乾燥機の電気代
布団乾燥機を使う際、気になるのが電気代。
高温の温風を出す布団乾燥機は、消費電力がたかめになります。
電気代の目安は以下の式から算出できます。
電気代=消費電力(W)÷1000×乾燥時間(h)×1kWh単価
1kWhは、全国家庭電気製品公正取引協議会で27円が目安単価
地方によって電気代の違いや、布団乾燥機によって消費電力の違いがあるので正確な値ではありませんが目安の算出はできます。
布団乾燥機の電気代や節約方法に関しては、以下の記事で詳しくまとめています。
ダニ退治におすすめの布団乾燥機
まとめ
今回は、布団乾燥機の使用頻度について解説しました。
- 基本は週1回の使用でいい
- 湿度が高い時期は週1〜2回
- ダニ対策の目安
- 基本:週1回
- 梅雨〜夏:週1~2
- 冬:月1回
- ダニ退治の目安
- 1日2回を3日連続
上記を目安に使ってみてください。
もちろん、ダニ被害が気になる場合は使用回数を増やす必要があります。
布団乾燥機を使用した後はダニの死骸が残るので布団クリーナーで必ずアレルゲンを除去するようにしてください。
布団の状態や目的に合わせて、適切な頻度で使用して清潔な布団で過ごしましょう。
とはいえ、これだけの頻度で布団乾燥機を使うのは結構面倒です。
そんな時は、ダニ取りシートによるダニ対策と併用するのも便利ですよ。