- 枕にもダニは繁殖するの?
- 枕のダニ対策のやり方がわからない
- 日頃のお手入れはどうやるの?
毎日使う枕に対して、こんな悩みはありませんか?
枕でダニが繁殖すると、「かゆみ」や「アレルギー」といった健康被害が出る場合があります。
結論から言うと、枕のダニ対策は温水で丸洗いしてしまうのが最適な方法です。
とはいえ、今使っている枕が洗えない場合や退治してもまた繁殖してしまう可能性もあります。
本記事では、枕にダニが繁殖する原因とダニ対策の方法について解説します。
- 枕でダニが繁殖する理由
- 洗える枕・洗えない枕のダニ退治
- 日常的な枕のお手入れ方法
- おすすめの枕紹介
枕を選択できれば、ダニ対策だけでなく衛生的に使うこともできます。
枕は直接顔に触れる場所なので、手入れをしっかり行い安心して眠れるようになりましょう。
\ 枕が洗えるのでダニ対策に効果的 /
枕はダニ対策が必要
一般的に枕に潜むダニは布団に比べて数が少ないことが多いようですが、全くいないと言うわけではありません。
布団同様に、ダニが住み着きやすい好条件が揃いやすいのでしっかり対策をしていきましょう。
ここでは、枕に発生するダニの種類や原因について解説します。
枕に発生するダニの種類と被害
枕に発生する主なダニは、「チリダニ」です。
チリダニ自体は人を刺したりしませんが、死骸やフンがアレルゲンとなりダニアレルギーの原因になります。
特に枕は直接顔に触れるため、鼻や口からアレルゲンを吸い込みやすく健康被害が出ることもあります。
デリケートな部分に触れるからこそ、ダニ対策をしっかり行い清潔を保ちたいですね。
枕はダニの繁殖条件が揃いやすい
- 温度:20〜30℃
- 湿度:60〜80%
- エサがある
- 住処がある
ダニは高温多湿に加えて、エサと隠れる住処がある場所を好みます。
枕は布団同様、人の体温と寝汗で高温多湿の環境になりやすく、皮脂などのエサも豊富にあります。
さらに、繊維が密集しているので奥に潜むこともできるのでダニが住むには好条件が揃っています。
ダニが発生するとアレルギーや皮膚トラブルの原因になるので、注意しましょう。
ダニ以外の可能性も
皮膚トラブルを引き起こすのは、ダニだけではありません。
寝汗で枕に湿気がたまると、雑菌やカビなどが繁殖する原因にもなります。
雑菌が繁殖した場合、湿疹などの肌トラブルを引き起こしすので、日頃から手入れを行いダニや雑菌が繁殖しない対策をしましょう。
枕を清潔に使うことは、ダニ以外の原因の抑制にも繋がります!
洗える枕のダニ対策
引用元:経済産業省
枕に発生するダニへの対処法として最も効果的な方法は、枕自体を洗える枕にすることです。
- 60℃以上の温水で洗い流す
- 60℃以上の高温乾燥をする
枕の素材によって、「洗っても大丈夫か」「熱を加えてもいいか」が変わってくるので素材にあったダニ対策をしてください。
洗濯表示マークや手入れの方法を事前に確認しておきましょう!
60℃以上の温水で洗い流す
枕の素材が高温に耐えられるのであれば、60℃以上の温水で洗濯するのがおすすめです。
ダニは50℃の熱を30分、60℃以上なら一瞬で死滅すると言われています。
また、ダニアレルゲンは水に溶けやすいのでので、枕を洗濯することでかなりの量のアレルゲンを除去可能です。
洗濯のしすぎは枕の型崩れにつながるので、3ヶ月〜半年ときの頻度で温水で丸洗いしましょう。
60℃以上の高温乾燥をする
引用元:mammaciao
家庭用洗濯機やコインランドリーの乾燥機能を使うことで、60℃以上の高温を与えることができます。
天日干しでは枕全体を60℃以上に温めるのは難しいので、ダニを退治することはできないので注意。
天日干しで湿気を乾燥させることでダニ予防になります!
もし、乾燥機にかけることに抵抗があるなら、布団乾燥機を使うこともおすすめ。
乾燥機の使用が難しい素材もあるので、耐熱温度を確認してからでないと型崩れの原因になるので注意しましょう。
洗えない枕のダニ対策
ウレタンなど、枕の素材によっては丸洗いや高温が難しい難しいものもあります。
洗えない枕のダニ対策を5つ紹介します。
- 防ダニ加工のカバーを使う
- ダニ取りシートを使う
- ダニ駆除・ダニよけスプレーを使う
- 布団クリーナーや掃除機を使う
- 天日干しを行う
熱に強い素材なら布団乾燥機を使うダニ対策もおすすめです!
防ダニ加工のカバーを使う
高密度の防ダニカバーを使うことで、ダニの侵入を防ぐことができます。
隙間なく高密度に織り込まれたカバーなら、内部のダニやアレルゲンも外に出しません。
シーツ自体は洗濯ができるので、表面でブロックしたダニを洗い流すことができます。
皮脂などのダニのエサが着くのでカバーは週1〜2回ほどのペースで洗濯しましょう。
洗えない枕を使っているなら、防ダニカバーを使うことでダニの繁殖も抑えられるのでおすすめです。
\ 高密度加工でダニをブロック /
ダニ取りシートを使う
洗ったり高温を使えない素材には、ダニの好きな匂いでおびき寄せ捕獲するダニ取りシートもおすすめです。
場所を選ばずに使えることや、置くだけでダニを捕獲してくれるのでなにより手間がかかりません。
即効性がないデメリットはありませが、洗えない枕のダニ対策としては重宝するダニ対策アイテムです。
ダニ駆除スプレーを使う
洗えない枕のダニ対策なら、ダニ駆除スプレーを使う方法もあります。
殺虫成分が含まれるので、表面付近のダニなら吹きかけるだけで退治することができます。
大体の商品は安全試験を実施しているので基本的には安全に使用できますが、直接顔が触れる場所なので抵抗がある人は別の方法を選ぶ方が無難と言えます。
また、ダニよけスプレーだとダニを近づけさせないだけで退治するわけではないので根本的な解決にならないので自分の用途にあったものを選んで使いましょう。
掃除機・布団クリーナーを使う
ダニアレルゲンを除去するのに、布団クリーナーや掃除機を使うことは有効な手段と言えます。
しかし、枕表面付近のダニやアレルゲンを除去できても、奥に潜り込んだものは除去できないので注意しましょう。
枕にはダニやアレルゲンだけでなくダニのエサになるフケや垢がたくさんあるので、定期的に掃除機を使うことをお勧めします。
天日干しを行う
枕の素材で洗濯できなくても、天日干しを行い湿気を乾燥させることはできます。
天日干しではダニを退治する効果は期待できませんが、ダニを予防する方法としては有効なのでこまめに行いましょう。
ウレタンやラテックスといった素材は、紫外線で劣化する可能性があるので陰干し乾燥がおすすめです。
また、高温に耐えら得る素材なら布団乾燥機を使用する方法も試してみましょう。
枕のダニ予防に効果的なお手入れ
枕にダニを繁殖させんたいためにも、日頃のメンテナンスは重要です。
- 洗濯する
- 乾燥させる
- 掃除機をかける
- カバーやタオルを活用
- 保管は風通しの良い場所
洗濯できる枕なら、丸洗いするのがダニ対策に最適。
頻繁に行うと型崩れや素材が痛むので、3ヶ月〜半年を目安に洗いましょう
枕に湿気がこもらないように、乾燥させることが重要。
ウレタンやラテックス素材は紫外線に弱いので、陰干しでこまめに湿気対策をしましょう。
乾燥機を使用すれば、ダニ退治も可能です。
掃除機をかけることで、枕表面のダニアレルゲンやダニのエサを除去できます。
エサをなくすことで、ダニが繁殖しづらい環境を作れます。
できれば週一回程度行い、アレルゲンやエサを除去しましょう
洗濯できない枕は、カバーやタオルを活用。
特に防ダニ加工の施されたカバーはダニ対策に有効で、カバー自体は洗えるので清潔を保ちやすくなります。
また、夏場など汗を書きやすいので、枕をタオルで覆って毎日取り替えれば衛生的です。
枕に湿気がたまらないように、保管するときは風通しの良い場所を選ぶことが重要です。
普段押し入れなどにしまっているなら、除湿剤を一緒に入れるなど工夫をしましょう。
枕以外の寝具も注意
枕よりも、布団などの寝具にダニは多く繁殖します。
枕のダニ対策を実施しても、周りで繁殖していては枕もすぐに汚染されてしまいます。
枕だけでなく、使っている寝具も洗濯など手入れを行い定期的にダニ対策を実施していきましょう。
布団のダニ対策は以下の記事で解説しています。
ダニ対策におすすめの枕
枕のダニ対策は、丸洗いしてしまうのが簡単で最も有効な方法です。
寝心地はもちろんですが、「洗濯できる枕」も枕選びのポイントに入れて見ると衛生的に使えます。
今回おすすめの枕として、2つ紹介します。
- プルプルエアーまくら
- ミクロガードプレミアム枕カバー
快眠タイムズ「ぷるぷるエアーまくら」
- 調整シートで高さ調整が可能
- 2年間の保証あり
- 通気性が高くムレが少ない
- 洗えるので清潔に使える
熱可塑性エラストマー(TPE素材)を使用し、フィット感とサポート性に優れ頭しっかり頭を支えます。
ウレタンシートを抜き差しすることで高さ調整が可能、通気性も高く湿気の多い時期でも心地よい寝心地をサポートしてくれます。
TPE素材は洗濯できるので、ダニ対策にも効果的です。
\ 洗濯できるので衛生的 /
ミクロガードプレミアム枕カバー
洗えない枕には、「ミクロガードプレミアム」の枕カバーがおすすめです。
- 高密度生地でダニ・ダニアレルゲンを遮断
- 生地からホコリが出にくい
- 透湿性があり肌触りが気持ちいい
- 速乾性があり洗濯後の乾きが早い
今の枕をそのまま使いたいなら、ミクロガードプレミアムの枕カバーがおすすめです。
高密度生地でダニだけでなくさらに微小なダニアレルゲンもブロックします。
カバーは洗濯可能で、速乾性があるので手入れも楽です。
ホコリも出にくいので、ダニだけでなくアレルギー対策としてもおすすめです。
\ 高密度生地でダニ・ハウスダスト対策に最適 /
まとめ
- 洗濯できるなら60℃以上の温水
- 60℃以上の高温乾燥を行いその後掃除機や洗濯
- 防ダニカバーを使う
- 天日干しなどで湿気対策
- ダニ取りシートの使用もおすすめ
枕は、体温と寝汗で高温多湿に、エサも付着しやすいのでダニが繁殖しやすい環境です。
洗濯できるなら、60℃以上の温水で洗うことでダニ対策とアレルゲンの除去が可能。
また、洗えないなら防ダニカバーやダニ取りシートを併用して対策を行いましょう。
直接顔が触れる枕は、衛生的に保つことが重要です
定期的に手入れを行い、清潔にしておくようにしましょう。