- 車にダニが発生する原因を知りたい
- 車のダニ対策の方法は?
- 車内環境を快適に整えたい
車を運転する中で、そんなことで悩んだりはしませんか?
仕事にお出かけにと、何かと利用することが多い車。
実は、車にはダニが繁殖する条件が揃いやすく、ダニが繁殖するとさまざまな健康被害が起こります。
「運転していると体がかゆい」「エアコンをつけるとくしゃみがでる」といったことは、ダニが原因かもしれません。
とはいえ、「どのように車のダニ対策をすればいいのかわからない。」という人も多いと思います。
本記事では、車にダニが発生する原因と車のダニ対策について解説していきます。
- 車にダニが発生する原因と被害
- 車内のダニ駆除の方法
- 車内のダニ対策に便利なアイテム
旅行など、場合によっては長期間乗っていなければならない車を快適に過ごしたいですね。
車のダニ対策について知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
車にダニが発生する原因と被害
普段閉め切り状態の車の中は、意外にもダニが繁殖する好条件が揃いやすくなります。
- 温度(20〜30℃)
- 湿度(60〜80%)
- エサがある
- 住処がある
車の中にダニが発生しやすい原因と発生場所・被害などについて解説します。
車でダニが発生する原因
車は閉めきっている環境なので、気温が上がり湿気がこもりやすい状態です。
さらに、フケ・ホコリ・食べこぼしなどダニのエサが豊富にあり、繊維が密集するシーツなどは奥に隠れることができます。
ホコリ1gに対して1000匹以上のダニがいることもあるそうです!?
なんとホコリ 1g に対して約 1,200 ~ 2,300 匹(※2)ものダニがいることも。スプーン 1 杯(※1)に換算すると、平均して 500 匹以上(※2)にもなります!
引用元:アース製薬
繁殖すると健康被害が起こる可能性があるので、普段から対策が必要です。
車の中でダニが発生しやすい場所
車の中で湿度が高くエサがある暗い場所は、ダニが発生しやすい場所になります。
- 座席シート
- フロアマット
- エアコン
- チャイルドシート など
人が座る座席シートやフロアマットは、フケや垢・食べこぼしなどが溜まりやすくダニのエサが豊富。
座席の間にホコリも溜まりやすく、奥に潜み隠れやすいのでダニに注意が必要です。
また、エアコンの内部にあるエバポレーターは、湿気によりカビが発生しやすくなります。
1番気になるのは、子供が乗るチャイルドシート。
子供は汗っかきなので湿気が残りやすく、食べこぼしもたくさん落ちているのでダニが繁殖しがちです。
小児喘息の原因にダニは大きく関わるので、しっかり対策していきたいですね。
ダニの被害
車の中で特に発生しやすいダニは以下の2種類
- チリダニ :アレルギーの原因
- ツメダニ :人を刺しかゆみを与える
車に発生するダニの影響は、くしゃみや喘息などのアレルギー症状やダニ刺されによるかゆみ被害になります。
ダニの死骸やフンはアレルゲンで、空気中に舞いやすく吸い込むことでアレルギー反応が起きる場合があります。
密閉された車内の中で循環すると吸い込みやすいのでこまめに換気をしましょう。
また、ツメダニに刺される可能性もあります。
ツメダニに刺されると、強いかゆみが続き、皮膚が腫れ上がることもあります。
ツメダニは、チリダニを捕食するため発生するので日々のダニ対策が重要です
車のダニ退治方法
ダニが繁殖すると様々な健康被害が起こる可能性があるので、発生してしまった場合早めに退治を行いましょう。
ダニ退治には、「高温」「乾燥」「薬剤」が有効です。
ダニの死骸はアレルゲンなので、退治の後は掃除機がけをしましょう。
高温によるダニ退治
ダニは50℃以上の熱を30分、60℃以上なら一瞬で死滅すると言われています。
真夏のように気温が高い季節は、車内を閉め切った状態で直射日光下におくことでダニ退治になります。
気温の上がらない冬は、スチームクリーナーなどを利用すれば100℃近くの蒸気がでるのでダニ退治も可能です。
スチームを使った場合は、しっかり乾燥させないと逆にダニが繁殖することもあるので注意しましょう。
ダニ退治スプレー
ダニ駆除用スプレーには殺虫成分が含まれるため、ダニを退治することができます。
手っ取り早くダニ退治をできますが、殺虫成分を含んでいるため子供やペットが口を着けそうな場所の使用は避けた方が無難でしょう。
また、繊維奥に潜むダニや卵には効果が限定されることや、密閉された車内で使用することに抵抗がある方もいると思います。
安全面を重視するのなら、高温や乾燥による方法やダニ対策アイテムを使う方法を試すのをおすすめします。
おすすめのダニスプレーは以下の記事で解説しています。
ダニ取りシートを使う
ダニ取りシートは、ダニの好きな臭いでおびき寄せ捕獲してくれるダニ対策アイテムです。
即効性はありませんが、置いておくだけシートの奥に潜むダニもおびき寄せて捕獲してくれます。
天然素材を使っている商品がほとんどなので安全性も高く、特にチャイルドシートなどのダニ退治にはおすすめです。
おすすめのダニ取りシートは、以下の記事で解説しています。
プロにお願いする
ダニ駆除をはじめ、シートに染みついた臭いや汚れもプロにお願いすることで解消できます。
車のサイズや業者ごとに価格は変わりますが、おおよその価格相場は以下の通りです
一般的な車内クリーニング | 10000〜30000円 |
車内の丸ごとクリーニング | 30000〜70000円 |
チャイルドシートクリーニング | 5000円〜 |
エアコンの内部洗浄 | 4000円〜 |
プロに頼むことで汚れ・臭いはもちろん、環境悪化の原因になるダニや細部のホコリまで除去できます。
とはいえ、費用がかかるので状況に応じて見積もりなども検討していきましょう。
車のダニ予防
長時間運転することもある車の中は、できるだけ快適な空間でしておきたいですね。
車にダニを発生させないためには、日頃の予防対策が大切です。
- 定期的に掃除をする
- 定期的に換気をする
- ダニ取りシートを設置する
定期的に掃除をする
座席のシートなど直接肌が触れる場所の多い車の中は、家の中と同じくダニが発生しやすい場所。
ホコリや皮脂の汚れなど、ダニのエサを取り除くことが最初のダニ対策です。
掃除機は、シートの中の砂利やホコリも吸い取れるように吸引力の強いものを使いましょう。
車の使用頻度にもよりますが、2週間に1度のペースで掃除機をかけておきたいですね。
狭い車内の掃除は細長いハンディータイプのクリーナーがあると便利です。
定期的な換気
定期的に換気を行うことで、車内の湿度が下がりダニ予防になります。
天気のいい日は車のドアを開け、空気の入れ替えを行いましょう。
空気中に浮遊していた、死骸やフンなどのダニアレルゲンも排出されます。
ダニ取りシートを設置する
掃除や換気を行う時間が取れない・めんどくさいという人は、ダニ取りシートを設置しましょう。
車内に置いておくだけでダニを引き寄せ捕獲できるので、時間のない人には特におすすめです。
粘着式や乾燥式などダニ取りシートによってタイプがあるので、、メーカーごとに比較して自分にあったものを使いましょう。
車にダニ取りシートを使うなら、【ダニ捕りロボ】
体重などの圧力がかかりやすい車内では、ダニ取りシートの外装が耐えられず破れてしますことがあります。
シートが破れると中の誘引剤が周りに飛び散るので衛生的にもよくないです。
ハードケースは固めのケースで、座席やシートの下においても誘引マットをしっかり保護してくれるので試してみるのがおすすめです。
まとめ
車の中でダニが繁殖すると、ダニ刺されやダニアレルギーの被害が起こる可能性があります。
特に密閉された車内では、ダニアレルゲンは舞い散り吸い込みやすくなるので注意が必要です。
極端に暑くなる夏場なら車内が高温になるのでダニを退治できることもありますが、季節が変わればまた再繁殖します。
掃除を行うことがダニ対策の第一歩、定期的に掃除機がけをしてダニのエサを除去していきましょう。
また、定期的に行うのが難しいのであればダニ取りシートを設置しておくなどダニ対策のアイテムを利用しましょう。
長時間運転することもある車ですので、できるだけ快適な環境を心がけましょう。